天王寺屋会記における天目と茶碗

天王寺屋会記で、天目と茶碗をカウントする。

天目 茶碗
宗達:天文18年 21 3
宗及:永禄9年 13 5
宗及:天正10年 21 15

判りにくいのでパーセントに。

天目 茶碗
宗達:天文18年 87.5% 12.5%
宗及:永禄9年 72.2% 27.8%
宗及:天正10年 58.3% 41.7%

ゆるやかに茶碗にシフトしていることは判るが、案外天目が残っている。

天正10年にもなると、そろそろ国焼茶碗が大流行していて…みたいな気分になるが、そうでもない。

そーゆーのはここから後の時代ということになる。

天王寺屋会記が天正のオイシイ時期を記録していないのが本当に惜しい…。