天王寺屋会記に見る宗及詣で

宗及が亭主の茶会。リピーター率はどんな感じだったのか。

客回数
0 7 8.97
1 50 64.1
2 11 14.1
3 5 2.56
4 2 1.28
7 1 1.28
11 1 1.28
13 1 1.28

1年範囲でしか統計をとっていないのでアレだが、リピート率は低い。

0回ってのは、宗及を客に迎えたけど宗及の客にはなっていない人たち。
宗及が奈良へ行った時の奈良衆と武家である。

それ以外の6割以上が初見の客である。
1回しか来てない客の86%が亭主をしていない。
客専門で来ているように思える。

さらにいうと、初見の客が3客一組で来た、というのが8回ある。

これって有名茶人としての振る舞いだったんではなかろうか?

つまり、宗及のお茶は、交友関係の中で行われていたお茶というより、観光地の様に詣でる様なお茶だったんではなかろうか?