みるく
世界各国で、お茶は牛乳と共に飲まれている。
砂糖と牛乳。塩と牛乳。バターを落す場所もある。
だが、日本の茶にはその風習がない。
だが、明治から140年。牛乳も普通に日本の生活に溶けこんでいる。
喫茶店では抹茶ラテなどが普通に売られ、抹茶とミルクの組合せも受け入れられている。
私は、学校茶道でのして来た裏千家の智慧の一つが、安い抹茶を飲み易くする泡立て技術だと勝手に思っている。
そろそろミルクをお点前に沿って入れる手順が出来てもいいのではないか?
そういう変化を与えることができず、先人のお点前をただ後世に伝えることになんの意味があろうか?
ま、手入れが悪いと茶道具が学校の雑巾みたいな匂いを放つだろうことが問題だが。