茶道の常識5

さて當日は御約束の時間より約三十分程前に先方の宅へ出るのが茶道の習でありまして、所謂名古屋時間では茶人間は通らないのであります。

「名古屋時間」という言葉があるのか…なるほど。時間にルーズな人達なのね。インドか?
名古屋の流派らしい表現だが、松尾宗吾さんも相当苦しめられたんだろうか?

次に當日持參すべき品ですが、忘れてならぬ物が六品あります。
即ち懐中紙、帛紗、扇子、上水手拭、下水の手拭、更足袋とで此の他に御婦人は殘菜入れを用意なさるが宣敷い樣です

手拭いに二種類あるのは納得。見習おう。
帛紗は出し帛紗として使うのだけど、松尾流は使い帛紗を持っていくのだろうか?その辺不明瞭。
あと菓子切りはいらないのか…。

服装は其の催しに依つて色々ですが、普通紋服を用ひます。
又濃茶の時は中立後羽織を脱ぎますので、男女ともに羽織を脱いでも差支へない樣にして參ります。

ってえと、羽織のまま席入り懐石となるのか。
ちょっと変わってるなぁ。