新修裱具のしをり15

大徳寺表具

紙表具で黒と茶とを中と天地とに用ひる。
何れを中天地に用ひてもよい。
一文字に竹屋町、風帯は白の唐紙の貼風帯で、輪褙四分に仕立る。

グーグルで、「大徳寺 掛軸」で画像検索すると、どういうものか判った気がする。

あれですよ。おかんのお弁当みたいな茶色いやつ。

貼風帯のおかげでスタイリッシュになって救われてる感じの。

大徳寺歴代を此表具にすると云ふのではなく、何人でもよいのであるが、その大徳寺の名を冠する由来は重ねて調査しやうと思ふ。

残念ながら由来はわからないが、大徳寺僧用の表具というわけでなく、大徳寺僧以外にも使われるというもののようだ。

いかにも「茶掛け」って感じのものなので、今後はこの表装かどうか注意してみていこう。