数寄屋図解事典

北尾春道編/彰国社/1980年。初版は1959年。

「床の間の構成」の著者が編纂した数寄屋の事典。

最近数寄屋づいてるので、事典でも読んで勉強しようと思う。

んで、ページをめくると、数寄屋の平面図と側面図の例。

本書では「数寄屋づくりの一般家屋」ではなく、「茶室としての数寄屋」を主に扱う。

したがってこの平面図、側面図の例は大規模茶室建築なのだが…。

こういう図で、平面図を見ることは多い。
だが側面図はまず見ない。

そこで気付いたこと。

「あ、平屋だ」

そう。茶室としての数寄屋は、平屋の茶室を廊下でつないだひらべったい建築なのだ。

もうこの段階で贅沢きわまりないよね。土地効率性悪い悪い。

でもお茶やってる際にトントンギシギシ階段に昇って2階で歩く音が掛込天井から聞こえて来たらやだもんねぇ…。