数寄屋図解事典26

みたにりゅう(三谷流)

表千家6世原叟宗左の門人である三谷宗鎮を開祖とする茶道の流派。
(略)
6世は良叔、不休斎と号し、明治32年(1899)2月10日に歿した。

「日本の茶家」にも載っていない流派。昭和の事典に載る記事が、明治中盤の家元の死亡記事なのは、流派としては断絶しているという事だろうか?

ぐぐっても出ないが、こーゆーのWEB上に情報がでないのもざらだしなぁ。

みだれいし(乱石)

裏千家邸内又隠の軒内近くに連なる飛石を「乱石」の手法と呼ばれている。
これは千宗旦が露地を作庭する際にこれという飛石がなくその付近にあったありあわせの小石をおいて歩行に都合よく据えたものと伝えられ、そこにはなんらの技巧もなく草庵露地の面目を遺憾なく表現したものといわれている。

いや、隠居用の草庵に突き上げ窓つけてる段階で、「いいのがなかったからその辺の石で」は韜晦に決まってるじゃん。「なんらの技巧もない風技巧」に決まってるじゃん。

むかしだたみ(昔畳)

畳の寸法が長さ6尺5寸、幅3尺2寸5分になっているものを昔畳といわれている。
普通の京間畳の寸法は長さ6尺3寸、幅3尺1寸5分である。

京畳→田舎畳→団地畳。この序列は知っていたが、昔畳は知らなんだ。

お茶を点てる身としては京畳と田舎畳で随分違うので、きっと昔畳でお茶を点てたら「広っ!」とか思うんだろうなぁ。

実際問題どこで使っているんだろう?