湯木美術館 江戸時代のやきもの

「ひとめでわかる京焼300年の歴史」とのこと。

楽、仁清、乾山、道八、木米。

堂々たる京焼の歴史である。

長次郎の五月雨。「長次郎!」としかいえない作行きだが、長次郎としてはやや低調か。

空中の芋頭水指。南蛮風の荒々しさがここちよい。

のんこうの割山椒向付も珍しい。料理のせた写真もあってうれしい。

一番驚いたのは仁清の「獅子撮砂金袋水指」である。
地味だが的確なろくろの技光る、ほぼ単色の水指である。
色が無くても仁清は仁清だということだ。


湯木さんらしい、きれいな京焼を楽しめる展示でありました。