餅を焼く

また、風炉でお湯が沸かなかった。

今回の失敗の理由の理由は、多分、灰形。

一文字の中を深く掘りすぎたみたい。おかげで炭から釜底までの距離が遠く、充分な熱量を伝えられなかったんだと思う。
つまり遠火であぶったんじゃ駄目って事だ。

そこで、一旦炭の火を消し、冷ましてから灰をやりなおし。
中を浅めにして炭を置き直し、なんとか沸く所までもっていった。


なんで遠火だったなって判ったか?

失敗した後で、風炉に網を置いて、餅を焼いた。その餅の焼けが悪い。焦げ目が付かない。だから判った。

火がどっちに偏っているとか、火の強さとか、風炉で餅を焼くと言う事は、意外と炭の練習になるのではないかと思ったぜ。


さて、一応、湯は沸いた。

でも、沸くまで2時間以上。これじゃ一杓水を差したら再沸騰までどんだけ掛かる事だろう?まだまだ実用レベルではない。


炭が一番良く燃えたのは、炭を縦に置いて少し隙間をあけ敷き詰めた状態。
ただ、色気もへったくれもない。

長い炭を井桁に組んだ状態も炭は良く燃えたが、灰と五徳の間に高さが必要だし、崩れやすい。あと、同じ長さの炭しか使えない。上の炭があまりたくさん置けないので、火力合計は低め。

大きめの炭一本に、斜めに細い炭を立てかけた状態はなかなか良かった。細い炭の本数をコントロールしやすい、というのがありがたく、いい感じ。
表裏も大体こういうつぎ方だよね。

でもまずは火力優先。色気なくとも湯を沸かす為に、炭を縦に置きやすい長さに切ってみようかなと思っている。