昭和の茶道 忘れ得ぬ人

臼井史朗/淡交社/1993。

「昭和30年おもしろ実験茶会」の著者の書く昭和の茶道人。

  1. 佐々木三味
  2. 内本宗韻
  3. 田山方南
  4. 桑田忠親
  5. 高原杓庵
  6. 西堀一三
  7. 久松真一
  8. 井口海仙

類書のないラインナップで大変ありがたい…のだが。


佐々木三味に関しては、著書で知れる事しか書いていない。

唯一私にとって新しい情報は没年で、昭和44年没との事。
…2019年に著作権フリーになるわけかふふふ。


内本宗韻は、東の松永耳庵に対する西の電力王。
対馬と福岡の2九州人が全国の電力を支配してたんか。

知らねーな。調べてみると福岡市美術館でコレクション展があったみたい。
つーと、福岡市美術館は東西電力王のコレクションを保持している?


あとは割りと知っている話か、どーでもいい話かなので微妙な気持ち。


一番問題なのはこの人の文章の下手な事。
特に時制や会話がネストすると、めちゃめちゃな文になるの。

「当時の新聞記者はな(中略)書いていたもんだよ…」と、当時を回想した話を聞いたことがある。

→と、往時を語った。

「わたしはお寺に生まれたので(中略)お寺の子でない友達がうらやましかったよ」と、次女の羽田清見さんは、父を偲んで父の子供の頃の話をしてくれた。

→と、父が語っていたと次女の羽田清見さんから聞いた。

とかじゃねーかな。

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昭和の茶道―忘れ得ぬ人

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