懐石がおいしいこと


今回のお茶事の亭主はうちの先生。

先生は料理がとっても上手だ。

出てくる料理は絶品。


しかも先生、料理作りが楽しいとのことでノリノリでたっぷり料理を用意してくれる。

凝っていて、絶妙の火加減味加減の料理が、美しく盛られ、後から後から出てくる。

満腹。そして大満足。


その後、お菓子が出て中立。お濃茶と続き薄…となって、お茶事は終了した。


んで、全てが終わった後、今回のお茶事を思い返してみると「料理んまかった」という感想になってしまった。


素晴らしいお点前、イカす道具も拝見できたのだが、やっぱ料理の印象が強すぎる。

いくら素晴らしいお点前でも、15分のできごとだ。道具もその間の拝見。でも懐石はその3倍以上掛けて頂くわけだ。当然、時間が及ぼすインパクトも違い過ぎる。


おいし過ぎる料理を出すこと、というのはもしかして、お茶としてはむしろ妨げになるのではないだろうか?