2011-04-29 益田克徳翁伝4 不出来と翁さび 読書 本書の口絵に、非黙手作りの茶碗、不出来と翁さびのカラー写真がある。 “翁さび”は光悦の富士山のような、釉薬の剥げた渋い黒茶碗。 “不出来”はまるっこい飴色づいた黒楽茶碗。 写真で見る限り、どちらもなかなかいい感じの茶碗だ。いっぺんじかに見れないものだろうか? “不出来”は東京国立博物館に寄贈されているものらしいので、東京国立博物館で見れる筈なのだが…展示されているのだろうか?それとも、「寄贈はされたけど…明治の実業家の作った茶碗じゃなぁ」みたいな感じで死蔵されているのだろうか?