茶道客の心得5 昔の茶事

例の風習について。

飯は杓子の先で極少量一文字に付けて置きます。

実は「裏千家茶の湯」でもそうなんだけど、昭和前半の茶書には「まだ蒸れていない飯を出す」という話は載っていない。

腰掛けに待つて居る客は銅鑼が鳴りましたなれば容を正して聴き入るのであります。

当然、蹲踞して銅鑼を聴くような風習もない。

でも「裏千家茶の湯」ではしゃがんで聴けと書いてある。


これらの変な風習のはじまりがどこなのかとっても知りたいところだが、戦前にはまだメジャーな習慣では無かったようだ。