昔の人は、あんまり漢字の細かい差異に気をつかわなかった。
音だけ有ってれば結構適当に漢字をあてたりする。
好きと数寄と数奇。
「すき」という音に、茶書ではこの三つの漢字をあてる。
「好き」はlikeである。
「数寄」は狭義にはコレクションの事であるが、いまでは茶の湯全体の事を指すことの方が多いかもしれない。
「数奇」は、不幸せ、である。
likeとコレクションと不幸せからなる茶の湯。
…なんか意外にしっくりとくる組合せだなぁ。
茶の湯やる奴は"数奇"(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ…。