茶の湯のしるべ10 その他の作法
最後に気になるいくつかの作法を。
會席の全部を食べ終りましたならば、お湯を所望するのです。
(中略)
客方が湯を飲み終ります頃に、主人が膳を引きに出ますから、初めのやうに上客は自分の膳を取つて主人に手渡し、二の客以下は自分の膳をなるべく勝手近くへ出して置くのであります。
頃合を見て膳が引かれるという事だし、箸を落せという指示もないから、箸を落す風習はないっぽい。
御飯も亦充分に心を用ひなければならぬもので、如何に山海の珍味を並べましても御飯の加減の悪い時は、少しも御馳走したことになりません。
况して冬の寒い頃等は、熱い御飯が一つの御馳走となるものでございます。ですから御飯は他の料理と相對して、重要なものでございます。
やっぱり御飯は半煮えにはしないっぽい。
ということで
- 食後の箸落し無し
- 御飯生煮え出しも無し
まぁ流儀によるのだろうけれど。