利休道歌に学ぶ12 掛物釘

掛物の釘打つならば大輪より九分下げて打て釘も九分なり

大輪というのは天井と床の壁面の接点。即ち廻り縁のことです。
俗にいう廻り縁から九分、約三センチ下げて、掛物釘を打ちなさいという教えです。
(略)

下げるに邪魔にならず、目に付きにくい位置に釘を打て、という内容自体は特に問題ない。


でも利休さんなら「掛け物が一番映える位置に釘をうちなさい。できないなら床から作り直しです」くらい言いそうで、こんな杓子定規なルールは作らないのではなかろうか?


あと、私にはわからないがこの句の存在意義で、掛物の釘なんて頻繁に打ち直すものだろうか?