利休百首談義3 吹き上げ

百首扇
姥口は囲炉裏ふちより六七分低くすえるそ習ひなりける
(略)
尤も古人は普通の釜でも姥口の様に柄杓を置く事があったらしい。
『如心聞書』中、柄杓取扱の項に
一、炉の時は釜の前輪へうつむけて落して合を掛けるのである。
又湯の吹く事ある時は合を釜の前輪の上へのせて掛ける事もある。
これは湯が柄杓を吹き上げるからと言うのではなく、まずは其の心持でする事である。

湯が吹き上がる様な釜では、合を落すと湯でふっとぶので、合を縁にかけなさい、という教え。

…湯が吹くとき、という勢いのいい話は盲点だった。間欠泉みたいな感じ?

あと如心を古人というか微妙なところではあるな。