かながわ茶縁めぐり6 炭の原則

本書では横浜青葉区にある、丸善製炭所にも取材している。

http://yokohama-maruzen.co.jp/

このへんに良質の櫟林があったからだという。

本書では岸本定吉氏のよい炭の条件を紹介している。

第一は「しまりのあること」。やきしまった金属的な音がして重いものがよいのです。
第二は「樹皮が密着していること」。第一条件が満たされれば、たいてい樹皮は密着しているものです。
密着していない炭に炭の粉が入っていると、爆跳現象がおきます。
こんな炭がはねるのです。

たしかに樹皮が浮いていると、洗いにくい。
おまけに切りにくい。切ったらくだけるので使いものにならない。

第三は「菊炭であり、目は細かく均一であること」。茶の湯の炭の代名詞になっているのが第三条件です。(略)
第四は「断面が真円に近いこと」。これは原材である櫟の素性が良質であったことのしるしです。(略)

真円に近くないと、組みにくいし燃え残り方もみっともなさそうだ。

第五は「樹皮が薄いこと」。皮が厚いと、切りにくいばかりでなく、パチパチとはねます。(略)

樹皮が厚いと、切っている時に剥がれるよね。

第六は「適度にネラシがきいていること」。“ネラシ”とは、炭化の終わりに温度を上げ、炭のガスをぬき、やきしめることです。
初炭をしたとき、ほのかな香りがきかれるのはこのネラシが適性であった証拠で、ネラシがききすぎると、ガスがぬけ香りは出ません。
しかも着火が悪いから炭手前にも影響します。
こういった炭は硬くて切りにくいものです。
そのかわり火持はよいのですが。

これだけよくわかんないなー。

炭の経験値が上がるとおのずと判るんだろうか?