安い物

中国茶の世界では、茶にハマッた人が、珍しい高価な茶を買い求めるあまり、身上を潰してしまう、ってな話がある。

本当に茶がそこまで高価になりうるのか?というのは現実問題良く判らない。でも、ちょっとロマンチックな気もする。

だって、本邦の茶道では、茶は、多分、座敷の中で一番安い道具だ。よい抹茶を求めるあまり…みたいな話は聞いた事ないし。


大昔のはともかく“現代の”茶道は、茶碗や茶入に較べて茶そのものへのリスペクトが足りないんじゃないだろうか。値段比例して。