侘び数寄
私は侘び数寄を目指し修行中の身である。
侘び数寄とは、もちろん山上宗二の三分類によるもの。唐物名物を持っていない茶人は自動的にここを目指している事になってしまうので、まぁ別にわざわざ目指すことでもない気はするが。
目標は粟田口善法とか丿貫とか。宗旦は貧乏を楽しんでいない感じがして、いまいち。つーか、隠遁者と貧乏は違うか。
ただ、そーゆー貧乏茶の系譜の茶人達も、茶室と言わずとも茶湯ができる家は持っていたわけなので、私は彼らよりずっと貧しい。
茶人と自認する以上茶室はほしいなぁ。それも、自分の趣味ばりばりのものが。
私の基準では、自分の茶室がない茶人、というのは、マイボールのないプロボーラー。貸しスキーで滑べるプロスキーヤーみたいなありえなさ。
つーか、いろんな茶会の客になるだけなのであれば、お点前の練習なんてさっさとやめちゃっていい筈なんだよね。