釜をしまう

お稽古場では、率先して風炉や釜を片付ける様にしている。…一応力仕事だし。

で、アツアツの釜を運ぶ時は


「お釜通ります」


と声掛けするルールになっている。

ぶつかっただけでも火傷しかねねー上に、バシャーンとひっくり返したら大惨事だもんな。

一応京都人の私としては「あぶのおまっせーオカマとおりまっせー」と声掛けしたい所。


しかし、何回もこの作業をやっているので、


「オカマ通りますわよーん」


と変えてみたくなる。


男女の境をまぎらかす、である。


…とか馬鹿な事を考えながら、流しへ熱湯をこぼしたら、うっかりサハリの茶巾盥にこぼしてしまったらしい。

熱湯がなみなみ入っている金属容器。とりつくシマがねぇ。しまった。


…まぁ水を注ぎまくればええんですが。えらい手間の掛かる失敗。忙しいのに…