茶室の話14 茶書の八炉解説

本書では先行する茶書の「八炉説」についても概説してくれている。

79図は河原書店編の「茶室の見学」の挿図であり,主婦の友社編の「茶の湯全図」のものもほとんど同じ.
(略)
「炉の切り方は以上に尽きます」と簡単に解説してある.
これを見た者は,八炉が同格であって,そのいずれを採用してもよいと速断するだろう.

本書を読むまでは私も同格だと思っていた。

というか、逆勝手に関しては「めんどいからパス」だけで、深く考えた事もなかったというべきか。

80図は川島宗敏氏著の「茶と炉・風炉」の挿図である.
(略)
81図は千宗興氏著の「お茶の道しるべ」の中の図である.
(略)
82図は北尾春道氏著の「茶室建築」の中の図である.

川島宗敏/千宗興という名から、案外裏千家でいいはじめたのかもな、と思った。