日本の茶道の流れ5 小堀遠州流

小堀遠州流の独立について。

昭和三十四年のころ、東京の古美術商の近善社長・竹内善次氏(故人)を仲介人として小堀宗通が、小堀本家十一世・小堀宗明を訪ね、独立する旨を申し出た。
その際、現在の十二世・小堀宗慶も同席し、「共に手を携えて遠州侯の業績の高揚を図る」目的で話し合いが行われたが、宗通氏は受け入れず、「本家として立てるが、茶道は遠州流とは名乗らず、小堀遠州流と名乗り独立する」とし、東京の茶道界に"小堀遠州流家元"として名乗りをあげた。
遠州流の発展という見地からすれば大同団結こそ望ましいことであろう。
また、十二代の宗博のころ小堀本家とすれ違いをみせ、小堀本家と交際が途絶えるようになっていた。

小堀遠州流って割と最近独立した流派だったんだな…。

絶縁するわけでなく、わざわざ「独立」を宣言するって事は、金目かな。
ぶっちゃけ家元に上がって来る許状料とかの話。

本家側が先祖を持ち出して説得するのも、なかなか小ずるくてよろしいね。

まぁ実質絶縁しているのに、家元の権威はあっちで、お金の流れもあっち…みたいなのが頭に来たのかねぇ。