お茶はなぜ女のものになったか

加藤恵津子著。

  1. 茶道における身体修練とは何か
  2. 家元の権威とは何か
  3. 社中とは何か
  4. 中高年女性が茶道を学ぶのはなぜか

といった事を論じた論文。

前半は理論的。後半はフィールドワーク的とでちょっと散漫な感じ。

家元の権威と縁の無いとこにいるので、あんまりピンとこない。
10万の茶碗の箱にラクガキして30万にするおっさん、くらいの認識。

中高年女性でもないしなー。

フィールドワーク、2社中の取材ではちと狭くないか?
南米ナントカ族の風習、とかのフィールドワークなら一部族に取材、で構わんが、ぐっ
と個体差のある組織を相手に、二社中でOK、とはいかないと思うのだ。

あと、フィールドワークにちゃんと結論出してない割に、女性は社会において抑圧された…みたいな前提としてあった「結論」みたいなのを強く押し出しすぎ?

ま、女性がなぜ茶道をするのか、に関する参考意見、くらいの感じで受け止めときます。