利休百首

利休百首って何なんだろう?

山上宗二記や茶話指月集、南方録には研究書がいっぱいでている。利休百首の研究書はみたことがない。ハンドブックみたいな解説書はあるけれど。

南方録は利休が書いたものではない、というのがいまや主流の意見。おかげで偽書とか言われている。

利休百首は一応利休が書いたってことになっているのに、誰も偽書とは指弾しない。熊倉先生も興味無いっぽい。

そもそもだーれも利休が書いたと思っていない、暗黙の了解。そんな研究書出しても誰も買わない。そゆこと?


伝記や映画で利休が利休百首を詠んでるものはみたことがない。

映画で三国連太郎の利休が「点前には弱みを捨ててただ強く…」とか詠みはじめたら釣りバカ日誌なみのオヤジ臭さになっちゃう。


さて、このサラリーマン川柳みたいな奴、ほっとくと後世に伝わっちゃうので、そろそろみんなで否定してあげて、変な連鎖を切った方がいいんじゃないかと思う。

こんなの書いてたなんて言われたら利休が可哀想だ。