平瀬家と木津家

久田家と堀内家。

久田家は千家の親戚。堀内家は長い間表千家の門人。この二家には"京の茶家""日本の茶家"でも、独立した項目が与えられている。

なにかしら、表千家への貢献があったからだろうか。表千家家元直門になるにはまず両家で…みたいなルールがあったみたいだし、表千家のシステム上、なにかしら意味がある家なのかもしれない。

んで、武者小路千家には木津家がある。

木津宗詮と平瀬露香がいなかったら武者小路千家は無くなっていたかもしれない、とか思う。そういう意味で、この二者は表千家に於ける川上家ぐらいの位置付けだと思う。

でも"京の茶家""日本の茶家"で、木津家は以心斎の項目内に簡単な別伝。平瀬露香に関しては記載が全くない。

茶道史を勉強していると、木津宗詮(初代)と木津宗泉(三代)のマルチな活躍に驚く。平瀬露香については言うまでもない。その割に、なんかいまいちな扱いだよね。