茶人世代
森華汀著/森清眞堂/1934年。
大徳寺とか黄檗山萬福寺の世譜、有力茶家の系図、千家十職を始めとする各茶道具製作者の系図、ついでに古筆家の系図まで書いてあるハンドブック。
少なくとも江戸時代後半から、この手の本は出ていた。江戸時代前半や室町時代には無かった。…系図出す程歴史無かったからね。
この本は昭和9年。戦後も茶道文庫の茶人系譜とかがある。
最近までこういう物が重宝していた、という事でしょう。
…今はどうなんでしょうかね?
次が藪ノ内家系圖。
その後で武者小路千家末流、という表記での紹介。あまりに不憫でない?
小堀家、んで堀ノ内家系圖の次が宗和流、その後が久田家系圖。
そーゆー序列の認識なん?と思って読んでいて、久田家6代が厚比斎である事を確認。両替町久田家やん。
その後は吉田家(吉田生風庵)、松尾家。この順位は?と思って確認すると、著者、一宮市の方でした。
なるほど、愛知の岐阜側でお茶をやっていると、名古屋の茶家、岐阜の茶家の比重が増すわいな。つーか、バイアスかかりすぎだろう。
ちなみに京都の久田家の紹介は、ありませんでした。カワイソス。