だが日本じゃぁ三番だ。

「一井戸ニ楽三唐津」…という言葉が有る。

「一萩ニ楽三唐津」…というバリエーションもあるし、「一楽ニ萩三唐津」というのもある。

唐津焼の中野陶痴さんは以下の様に言っている。
http://www6.ocn.ne.jp/~nakano-4/setsumei/content.html

「一楽ニ萩三唐津」という俚言があります。これは語呂からくるもので、唐津焼が楽焼や萩焼に劣る意ではありません。

いっつも三番にされてしまう唐津の人が憤慨するのはわからんでもない。

用語としての初出は良く判らんが、おそらく「一富士二鷹三なすび」が元だと思う。

イチ○○ニ○○ サン○○○、という75調にならざるを得ないので、語呂的に唐津は三番になっちゃうのは仕方無い所。


多分「一井戸ニ楽三唐津」が最初にあり、「一萩ニ楽三唐津」になって「一楽ニ萩三唐津」になったんじゃないかな?

志野が入っていないのは、江戸時代入って美濃茶碗が廃れた後の用語だからではないか。んで、鎖国もあって井戸もそうそうは手に入るものじゃないって事で、井戸のパチモンとして萩。萩以下がむかついた楽好きの人が順番を入れ替えた、あたりじゃないかと推測している。


でも「一志野ニ井戸三唐津」かな。私なら。