魯山人と荒川豊蔵

志野が美濃の焼物である、というのは荒川豊蔵の発見だが、

魯山人は、窯趾発見と陶片採取の意義の大きいことを自他ともに認めるにつけ、この功を豊藏よりも自分に帰したい衝動を深めたのであろう

前からそうなのではないかな?と思っていた。

というのも、魯山人の文章「素人製陶本窯を築くべからず」の中に、気になる文章があったからである。

http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49982_37777.html

私が志野の古窯跡を星岡窯の荒川研究生によって発見し、

主語が「私は」であり、そして荒川豊蔵を不当に小物に見せよう、という意図も感じられたからである。


そんでもって最後には豊蔵と自分の奥さんとの不倫疑惑をデッチアップ。当然溝が出来、距離を置かれる事になる。


魯山人ってほんと、困ったちゃん。