私はこっそり言う。
たとえば。
余分な10万円があったら。
それで先生にお願いして特別なお稽古をしてもらったり、あるいは伝物の謝礼にしたり、ということができるかもしれない。
余分な10万円があったら。
がんばって探せば、なんかちょっと気の利いた道具が買えるかもしれない。
つまりは稽古に投資するか、道具に投資するか、という事だが。
どっちを取るか?
今は迷わず道具。
道具なしにお茶はできないけど、点前下手でもお客さんは許してくれると思うんだ。
唐物のお点前は、唐物が手に入ってからでよろしいわけだしな。
そしてそんな心配はしなくていいとも思うんだ。