茶席の禅語集
後藤正慶堂/1980年?。
てのひらに隠れる様なサイズのハンドブック。
250の禅語を文字数毎にまとめ、その読みと、簡単な解説を書いたもの。
一字の禅語から、十字以上の禅語まで幅広く収めている…のか?
三字の項にこうある。
明歴々
(読) めいれきれき
(訓) はっきりしていること。真理は明らかで少しも隠されていない。「明歴々露堂堂」
六字の項にはこうある。
明歴々露堂堂
(読) めいれきれき、ろどうどう.
(訓) 公明正大、すみ切った真理の発揚。
三字の方はいらないんじゃ…?
全体としては、簡単で小さくていろいろ収録されている、という意味で「使える」本なのかもしれない。
ただ、時折「それって茶席で使う禅語?」「意味なんか違うんじゃ」的なものがある。その辺の話は明日以降。
なお後藤正慶堂は正慶堂印刷と名を変え、本書を未だに発行し続けているみたい。
http://shokeido.co.jp/zenwords.html
うーん。正直1980年とは思えない古くさい装丁…。