茶席の禅語集2 忘筌

忘筌
(読)ぼうせん
(訓) 筌は「もんどり」の事、道具にばかり気を取られて魚を取ることを忘れた人。茶道の心を極めることをせず、作法や道具にばかり気を取られること。(大徳寺孤篷庵忘筌亭)

つ、つっこみどころが多すぎて大変!

まず、意味。

「忘筌」は「得魚忘筌」の略の筈だから、魚を得たら道具を忘れる=真理を得たら、過程は大事でないというお話で、作法や道具にばかり気を取られる事ってのと真逆の意味の筈。


で、大徳寺

なにが悲しゅーて塔頭に「道具が大事=真理を得られない人」みたいな名前をつけにゃーならんのか。


んで最後。

この通りの意味だったとして、そういうお軸をどんな気持ちで拝見すればよいのか?

「いやぁ本当にお道具は大事ですよね」みたいな会話がお望みか?

著者はどういうつもりでこの解説をかいたのだろう???