藤田美術館 茶道具いろは

いろんなエピソードの有る茶道具をあつめた展示。

利休斗々屋茶碗。織部が質屋に入れたと言ういわくのある茶碗。

根来塗中次形茶入。初見。端正で美しい。

古伊賀花生「寿老人」。耳のたれた力強い花入。

樹林文茶碗。仁清らしいろくろの冴える茶碗。

信長が勝家に送る時「馴れ馴れて飽かぬ馴染みの姥口を人に吸わせんこと惜しぞ思ふ」と惜しんだ天猫姥口釜。
現物はじめてみたが、ものは素晴らしいと思った。
でも、柴田勝家のものが現存していて、底が抜けていないのはなんか不自然な気がする。ぶっちゃけあやしい。

古井戸茶碗「老僧」。斑文を老僧の肌の染みに例えた織部は頭おかしい。つーかきもい。


いろいろおもしろかったけど、一番ショックだったのは

「交趾大亀香合を落札したと聞いた伝三郎はにっこり微笑んで死んだ、とか言いますが、実際には死の10日前に落札し、枕元に置いて楽しんでいたそうです」という学芸員解説だったりした。

俺の感動を返せ!