茶道教室6 呼吸

茶を點てる要諦は呼吸である。
呼吸が亂れてはいけない、柄杓を引いて臍下丹田に心を落ちつける。
帛紗を捌く、棗を拭ふ、茶杓を拭く、茶筅をそゝぐ。
その一つ一つが静かに吐く息吸ふ息につれられる。
外觀は棗を拭き茶筅を檢べてゐるのではあるが、内觀は自分の心を拭ひ自分の心を檢べるのである。
かくてこそほんとうの落着が出來るのだ。

非常に重要な事を言っている気がする。

動作を呼吸と合致させ、自然なリズムを作る。

私は棗を取りに行く時息を吐き、手元に取る時は呼吸を止めたまま、んで手元で扱う時に息を吐きはじめる。
こういったことは皆が自然にやっていることではなかろうか。

でもこの事を書いた資料は他には知らない。

お茶の指導上ももっと意識させていいんじゃないだろうかと思う。