山道

この時期のお稽古の茶杓の銘で、私は「山路」とか「深山路」とかを愛用している。

なんで秋頃は深山路なの?というと、良く判らない。

冬はともかく、春でも夏でも楽しそうな物だが…ピクニック感覚で。



私がこの茶杓の銘を使うのは、益田鈍翁が、団狸山に言った以下の言葉に因んでいる。


「君の點前を見て居ると山道を辿るやうだ」


あっちへうろうろ、こっちへうろうろ、なかなか頂上にたどり着かないという。

どっとはらい