裏千家茶の湯

鈴木宗保著。

裏千家の独修本。とんでもなく細かい内容。
ただ、お点前の動き自体はこの本だけで学ぶのは不可能なので、お稽古帰りに復習に読む教材かもしれない。
流れや道具の扱いはこれ見れば大体基礎が学べる漢字だ。

拝見の練習の所、さりげなく「宗匠在判」という金づるへの誘導があったりして、へきえきするけど。
こういう事含め、裏はいろいろ嫌いだけど、ドキュメント化の執念には頭がさがる。

妻も子どもの時からこの本を読んでいると言っているのだが、
「香炉蓋置の蓋はいつ切るか」
「香合はどう使うか」
こういう質問に回答できなかった。この本にはっきり書いてあるのだが。

妻は香炉の蓋置は使った事がないし、炭点前もした事がない。
お点前でした事だけを覚える、という意味でのお点前優先主義なのか?
本を通読して記憶し続ける能力に欠けているのか?
そして、これが女性一般にありがちな傾向なのか、妻の個体能力の問題なのかいまだに結論が出せないでいる。