綺麗に切った炭

なぜ、炭を寸法通りに綺麗に切る必要があるのだろうか?

炭を綺麗に切り揃える理由は、以下の三つが考えられる。

  1. 炭手前の様式化の為
  2. 拝見の時にかっこいい
  3. 一定の量と形状の炭を用意する事で、安定した火力を得る。

なんとなく、1、ついでに2の理由の方が大きい気がする。

3に関しては「炭は湯の沸くほどに」とか言うのであれば、ばんばん適当な炭を投入すれば事足りるのではないだろうか?むしろ規定サイズ規定数の炭で湯が沸かなかったらそっちの方が問題だ。

切り揃えた炭は手順通りに入れる事が出来る。
んで、整然と並べば、かっこいいかもしんない。

でも、時と場合かもしんないよ?

例えば破れ風炉に綺麗に切った炭が並ぶ、というのは似合わない気がする。破れ風炉は枝打ち後が残るような炭の方がいいと思うんだけど、どうだろうか。