東京茶道会掛釜 雑感
護国寺の東京茶道会掛釜に行った。
6流派掛釜で5000円。10時〜15時半。
ちょっと遅れてついたので、とりあえず堀内議司男さんの遠州流、あと有楽流くらい見れればいいな、とか思った。
遠州流の不昧軒に並ぶ。
行列動かず。行列動かず。行列動かず。
…1時間半ばかり立って待って席入り。
炎天下でも1時間半も客を立たせて待たせる、というのは茶の湯として正当だろうか?
茶券の販売数を絞るべきじゃないかな?6席も絶対回れないんだし。
んで自分の二人前までしか入れないはずが、無理矢理詰めていただいて、私たちも入れる様になった。最後の最後に席入りしたのに、見事に正客席が空いている。
…やりましたよ?正客。もう俺あきらめてるもん。
でもさ、俺より経験豊富な皆皆様。なんで正客やらないのよ?
びっしり床の前まで座ってる後から入ったので、花も床も拝見できてないんだぜ?俺。
これじゃ亭主へ聞き様もないんだって。
まぁそれはいい。
でも、これだけは言いたい。
正客やらないのなら、てめえら喋るな!
濃茶席だからって極力黙ってたら、裂を拝見したいだのなんだの四客位置から言うんじゃねぇ。
自分が正客やらない、他人に委任する、というならば、お前は次客以降である、という事を弁えろ。正客のやりようが悪かったら、それは正客を回避したお前のせいだ。判った?
なお、堀内議司男さんのお席は実に品がよろしかった。薩摩焼の瓢茶入も「氷室」の茶杓も、遠州流の特有のケバさが抑えられてて実によろしかった。
茶入の牙蓋はツクが無くへこんでいて、そこに伏せた茶杓が引っかけてあって面白かった。
こんな感じ。
一番よく見える席から「こき帛紗」とかも堪能させてもらった。んぐぐぐぐって感じだったよ。
濃茶はかなりしゃぶしゃぶ。泡立ってない薄茶、みたいだったのは流儀なのかどうか謎だが、おいしかったので問題はない。お菓子も大変おいしかった。
あと、アフロの半東さんにもちとびっくりした。
さて。次の並びに備えて飯を食いに行く。
正直体力消耗したもん。
14時30分。戻って来ると、行く席行く席「終了」である。
あれ?15時30分までじゃねーの?
でも半東さんが「もうしわけありません」と言って来るので入れない。
特に茶道学会さんは半東さん二人がかりでブロックしていただいて、実に親切であった。
って事で終了、帰宅。
俺も大寄せの水屋に入った事が在る。撤収が大変なのも判る。
だがね。
「茶を呑みたい」って客がまだ居る状態なのに、客を遮断する方に努力する、というのは茶人としてどうよ?運営側や護国寺と喧嘩してでも一席でも増やす、お客にお茶を楽しんで頂く、というのが茶人の本筋じゃないかい?
こういう茶人には今後は「喫茶去」の軸は掛けてほしくねーな。
大寄せ茶会に行くと、お茶らしからぬ目に逢う事もあって、微妙な気持ちになるねぇ。
席自体はよいものだったので、本当に残念。