碧眼随想−日本生活見聞記−
MARTIN B.PRAY/春陽堂書店/1953年。
昭和20年代に青山大学教授として3年日本に滞在したガイジンの随想録。日本で出会ったいろんな事に関してエッセイを書いています。
でもこのガイジン、とてつもなく鋭いですよ?
オ茶
免状のティー、イエモト・システムは商売
タイトル部分でもうネタが割れていますが、日本滞在3年でこの視点になられるとこちとら立つ瀬がない。
オ茶は本当に日本の特別なもの、日本の茶道世界で有名です。外人が日本のこと考える時いつもゲイシャ、センス、オ花、そしてオ茶。
私はオ茶のチャンスタクサンありました。オ茶会、早いオ茶、金持ちオ茶、商売オ茶あります。
たぶん皆の外人がオ茶会だけみているので、オ茶は時間の浪費だけといいます。
新橋ゲイシャのオ茶タテのみましたが、あれほんとのオ茶でないと思いました。
著者の3年のお茶経験は、もしかすると私の3年より豊かかもしんない。
私二つの種類のオ茶好きです。一つめのはほんとの茶道、オ茶の精神が、いっぱい入ってます。大きい価値あります。人間の頭とセンスのためスバラシイ。
二番目のはソシアル・ティー。これはオ茶も大切、そして人の話も大切。グループの皆が、たのしい気持タクサンあります。フレンドリー・オ茶です。親しみもてます。
こう言い切れる著者をちょっと羨ましく思ったり。
しかし商売オ茶は大嫌い。そして普通皆がこれ本当のオ茶と思います。これは免状のティー。
免状のために習います。イエモト・システムあります。
もち論本当のチャ人がイエモトですが、時々イエモト・システムは本当に商売です。
例えば免状がオ金いります。イエモトは茶入れ、茶わん茶センの箱にサインをすればお金もらいます。同じ道具でもサインあれば有名になります。これオ茶じゃない。
今の若い青年あんまりオ茶ならいません。少しカワイソー。オ茶は人間のためにタクサン価値ありますから、これ大きいミステイクです。
免状のお茶を、『日本の』皆が本当のお茶と思っている…こんな事そう簡単に言えませんゼ?
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