初めての茶事6 着物と美しい身のこなし

せっかくの晴れ舞台、いい着物を期待のはやまやまですが、初めての亭主の場合には、あえて高価な着物は避けたほうが賢明です。
立ったり座ったり、慣れないがゆえにあちこちと移動したり、亭主はとにかく動きが激しいものと心してください。
そんなとき、上等な着物を着用していて、裾の乱れや汚れに気を配らなければならないというのは、案外、気苦労なものです。

裾の乱れに高価な着物も安い着物もないとは思いますが、汚れの方は実際的なアドバイスですなぁ。


大寄せでも、十分に掃除が行き届かない畳や、露地の砂埃で汚れる足袋を体験したが、あれだって体験してなかった時には想像もつかなかった事だ。

懐石の準備や、露地の水打ち。中立の花。たぶん今の私では想像も付かない汚れがあるんだろうな。