大和遠州流茶道教本2 帛紗さばき

左手にて帛紗を三つにとり、ひざ上正面で上の角をとり、左ひざ角で全開す。
左手でしごき、さばいて、もう一度しごき正面に直して内側に三つにたたみ、更に二つ折とし、右手にてもう一度折り、ひざに構える。

「しごく」という言葉はあるが、遠州流の「こき帛紗」と同じものかどうかよくわからない。

いっぺんしごいた後、さばいて、さらにしごく、というプロセスがまた意味がわからない。

帛紗さばきという工程のなかにさばくという工程が含まれている上に、さらに2回しごくことで、しごく事の意味合いがよくわからなくなってしまっている気がする。

この本を頒布されている人達には自明のことなんだろうけど。


ま、とりあえず左帛紗の流派だというのは確実。「武家は右帛紗」というのは偏見なのだ。