90年の番組の再放送。
熊倉功夫。ゲスト中村利則。
内容は割と凡庸だったが、二人の若さが印象的…25年前だから当然か。
紹介した茶室は利休から遠州頃までの茶室。
待庵みたいな小間から、鎖の間の存在まで…の話である。
んで思ったのだが、「茶室」で総括されるのが江戸初期まで、という現状はいかがなものだろうか?
茶の湯の趣味性が、江戸初期には完成していて、そこから発展していない…と言っているのに等しい。
現代の僕らは後世に何も残せない…ということだろうか?
古きを貴ぶだけでなく、もっと創意工夫を評価する気風があってしかるべきじゃないか?
古い茶室だって作り立ては新しい茶室だったんだし。