pungency
“午後の紅茶”の新しいコンセプト。それが“pungency”。
抹茶道とは関係ないが、ながらく紅茶マニアだった者として一言云いたい。
「なんじゃそれは?」と。
pungency。見慣れない単語だが、Yahooの辞書で検索する。
pn・gen・cy
[名]1 (味・においなどの)刺激.
2 (言葉などの)辛辣(しんらつ)さ,痛烈さ.
[ eプログレッシブ英和中辞典 提供: JapanKnowledge ]
…紅茶に使う用語じゃないが、午後の紅茶的には“渋みが強い”ことを意味するらしい。
“茶葉二倍”というコンセプトに続く、濃いめ系のコンセプトの様だ。
…そもそも“茶葉二倍”がおかしい。
紅茶のゴールデンルールですら、「人数+一杯」である。
茶葉二倍ではポットの取り分多過ぎである。
そして「人数+一杯」でも、人数と茶葉によっては微妙に減らして調整しないと美味しい紅茶は淹れられない。
茶葉二倍は多過ぎるし、おいしいお茶のルールとしてはありえない。
そしてアイスティーは、ちょっと濃いだけでタンニンの結晶が“クリームダウン”する、という問題を抱えている。
茶葉二倍にしてもクリームダウンせず、さらに渋みを強化してpungencyとか言っているというのは元の茶葉がよっぽど少ないってことなんだろうな…。
メーカーが目先を変えようとして、とっぴな事を言い出す。それが商品を離れて一般化したらすっごく迷惑なので、常識の範囲内でおねがいしたいものだ。
…とりあえずpungencyに批判してみた。