1659〜1665年の江岑の道具書き。
箱書きをした記録、とかだと思う。
その中から、茶杓をひろってみた。
作者 |
本数 |
利休 |
8 |
象牙茶杓 利休/利休写し |
2 |
少庵 |
4 |
宗旦 |
5 |
江岑 |
14 |
慶首座 |
2 |
珠徳 |
1 |
紹鴎 |
2 |
織部 |
3 |
三斎 |
1 |
昔茶杓 |
1 |
利休茶杓の2割が象牙なのがびっくりする。
この頃は象牙茶杓のニーズがあったんだろうか。
あと、明示的に銘がある茶杓の記録はない。
他のところで
一、一重 再興 彦座衛門
とあるから、銘を記録しない訳でもないと思う。
まだこのころは茶杓は銘でなく作者で偲ぶものだったのではないだろうか。