天目台

抹茶法は鎌倉時代に宋より招来されたもの。

そういう事になっている。

台子、天目、天目台も、この時代に僧侶達が禅寺の什器として持ち帰ったもの。

そういう事になっている。


だが、台子が宋でどういう風に使われたのかは、よくわからない。
椅子生活の中国で、あんなでかい棚を、机の上に置いて使ったんだろうか?
床に置いてテーブル代わりに使うには脆弱だし。


同じ事が天目台にも言える気がする。

天目台は茶托である。

天目を載っけると、天目の手取りが楽になる。…畳の上では。


椅子生活の中国で、あの茶托便利なんだろうか?
テーブルの上に置いたら嵩高くて危ないよ?

我々は昔の人の言うことを鵜呑みにしすぎかも知れない。
中国側の遺物、記録はどうなっているんだろうか?