2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

お茶と京都

「お茶」といえば「京都」。これはセットで連想されるのではないだろうか?しかし、お茶はいつ京都のものになったのだろうか?侘び茶の成立以前。京でも茶はされていたが、別に京に限られた話でなく近畿全般の事象の様に思える。紹鴎も利休も堺の商人だし、…

秋草

江戸風御菓子司長門。 水牡丹の色違い。外身が紫バージョン。 大した細工じゃないのだが、ここの錦玉羹の発色の美しさについつい買ってしまう。 秋草とは桔梗のこと。

茶書

茶書をいろいろ読んでいると、熊倉先生とかの要約してくれる二次資料ではなく、ちゃんとした一次資料に触れたい。そんな気になってくる。あれも読みたい、これも読みたいと探していると、ほとんどの有力資料は70年代よりも以前に刊行された物だ。しかたない…

重陽

榮太樓總本鋪のページより↓。 箆物。丸めた練りきりに30回ばかり箆を走らせる。伝統的な技だけど、結構手間だな。

平点前

この1年、ずーっと炉と風炉の薄茶平点前ばっかりしている。卓とか長板とか、そーゆーのに全然進んでいない。でも私がいかんのだ。棗清めて置いてから茶碗に茶杓仕込み忘れたのに気付いて取りに帰る、とか、建水引き忘れるとか、「平点前を完璧に通す」事がで…

こぼれ萩

塩瀬のページより↓ うす緑とうす紅の求肥餅で餡を巻き、寒天を一筋塗ってあられを蒔いたもの。柔らかうまい。でもどのへんがどうこぼれ萩なのかは不明。

独座観念

井伊直弼のつくり出した茶の湯哲学に「独座観念」がある。山上宗二に初出を求める事が出来る一期一会よりも、宗観先生のオリジナリティーが高い概念だ。茶会が終った後も、亭主一人、茶室で今日の茶会とお客様のことを思い返す。…今日は水ぽたぽた垂らしちゃ…

はさみ菊

1年以上、和菓子屋をうろうろしているが、店頭商品で「はさみ菊」にお目に掛かった事がない。ある意味和菓子の代名詞なのに、どこでも見ないってことは、注文生産なんだろうなぁ。異常に手間の掛かる細工だけに、当然な気もするが。そういえば昔読んだ和菓子…