昨日の菓子

秋の山

塩瀬のページより↓ 栗甘露煮2個をきんとんでまとめるのって、意外にテクニックいるんではなかろうか?

宮の鳩

深川伊勢屋。 ういろう生地をひきちぎる様に整形しぼんやり青に染めて羽を形成。 目の位置に胡麻。 目と羽の中間にごく薄く焼け火箸の跡があるのだが意味不明。

亥の子

江戸風御菓子司長門。求肥餅黒胡麻まぶし。ふつー。

初霜

金沢村上のページより↓。 紫色のたこのまくらの様な菓子。去年は11月の菓子だった。金沢村上のキモサに開眼した一個だ。

園の菊

鶴屋吉信。丸めた求肥餅にクリーム色のそぼろ状のものをまぶし、甘納豆一個置いたもの。このそぼろ、製法が判らん。村雨ではなさそうだ。カステラをほぐしたものの様に思える。もしかすると浮島をほぐしたのだろうか?

山路

塩瀬のページより↓。 昨年10月にも食べた山路。今年も写真は使い廻し。

栗茶巾

江戸風御菓子司長門。 こし餡包みの白餡を茶巾絞りし、栗の甘露煮を貼って寒天で止めたもの。 たまには細工のない菓子が食いたくなっちゃったので。

山茶花

金沢村上。紅白ぼかしの練切を丸めてダーツを寄せ、花弁を形成。指先でひだを寄せるだけでこんなにきれいにできるのか。すげぇな。

銀杏

築地ちとせ。求肥円形に伸ばして四つ折。そこまでは良くあるけどイクラみたいな求肥の粒二つ。これは何のつもりなのだろう?

紅葉

築地ちとせ。型押しかな?と思いきや、手型整形に箆押しで葉のぎざぎざと葉脈。

ハロウィン

翠江堂のページより↓。 薯蕷饅頭。可愛い…のか?

栗山路

榮太樓總本鋪のページより↓。 2色片身替のきんとんに栗のせたもの。この時期多い栗のきんとん(Not くりきんとん)はタクアン千切りにしかみえない。

木守

江戸風御菓子司長門。求肥餅による柿。ヘタは練切。求肥餅はわざと気泡を含ませて干柿的な肌にしてある。木守は柿の木に一個だけ実を残しておき、「来年もなります様に」と願う風習であり、その実のこと。そういう菓子銘のものを食べるのはなんとなくはばか…

榮太樓總本鋪のページより↓。ぼかし練切を型押しし、2箇所だけ鋏で起こしている。超々略式のはさみ菊。「2箇所だけはさみ菊を楽しんでください」的な気配りは貧しさを強調する気がする。

里の秋

築地ちとせ。オレンジ羊羹四方包みにより柿を表現。トロトロと熟しすぎ感あり。

里の秋

七條甘春堂のページより↓。 餡の団子をオレンジの練切で上から巻いて練切のヘタをつけて柿を表現。 柿物は大抵羊羹巻きで柿の艶を表現するが、ここのは練切なので非常に地味。

鹿の子

金沢村上。こし餡練切に白餡埋めて茶巾絞りして栗の破片を埋めたもの。謎の覆面レスラー?鹿の子とは、小豆の粒が鹿の背中の模様に似ているからついた名称で、小豆を小倉とか呼ぶのは、小豆→鹿→紅葉→紅葉の名所→小倉山(嵐山の近く)という連想から。つまりこ…

月あかり

榮太樓總本鋪のページより↓。 流し函に道明寺入り吉野羹を流し、丸めた黄味餡練切をのせる。その上から羊羹と吉野羹を混ぜた淡い色の羊羹を流し、ひっくり返して切り出したもの。味はんまい。食感はいまいち。榮太樓總本鋪は羊羹ものが上手である。

鈴虫

塩瀬のページより↓羊羹を中心に黄味しぐれをまとめたもの。鹿の子ひと粒を中央に埋めほんのり暗くする事で鈴虫がいる事を表現。でも虫テーマってのはやっぱキモい。

秋麗

築地ちとせ。紅葉の浮いた羊羹物。紅葉形の羊羹を流し函に置いて錦玉羹流し、黄色い羊羹と普通の羊羹を削ったもの散らし、錦玉羹流し、最後にたっぷり羊羹。抜いてひっくり返す。くすんだ色味。

菊(季節薯蕷饅頭)

塩瀬のページより↓。 塩瀬は月5種の上生を出している。今月はすでに全種制覇しているのを忘れて塩瀬に行ってしまったので薯蕷を買った。香りはいい感じだ。

小倉山

塩瀬のページより↓。鹿の子に栗と求肥餅のっけただけ。

すすき野

塩瀬のページより↓ 求肥餅にすすきの焼き印し、ちょっと抹茶で緑を掛けたもの。ま、そんだけといえばそんだけだ。

松茸

水天宮際 寿堂。この店の細工は独特で面白い。普通、松茸の上生は傘の閉じた松茸である。 この店はそれも作っているが、その他に「傘の開いた松茸」まで作っている。傘の裏の襞は千枚通し状のもので刻んである。御丁寧にも傘の所々に割れがある。細工をしっ…

着せ綿

浦和花見。箆もの30筋の菊に、白いきんとんの綿と緑羊羹の葉を載せたもの。じっくり見ると葉の乗る部分の箆筋は少し手抜きしてあるなー。

初秋

塩瀬のページより↓ こし餡をうす緑の練切で巻いて赤とんぼの羊羹を載せたもの。 写真ではこし餡とうす緑の練切を重ねてロールケーキの様に「のの字」に巻き込んでいるが、現物は単に緑を巻き付けただけである。ウソツキ。 「赤とんぼのっけたんだから秋を感…

秋色

江戸風御菓子司長門。緑と黄色の2色羊羹。抹茶&栗だと思って食べたら抹茶&ゆずだった。 おいしかったけど、柑橘とお茶って相性悪いよね。本当は。

夕焼け

深川伊勢屋。例によって求肥餅上に黄と橙の練切をのしたものを置き、夕陽を表現。練切を小田巻きで押し出した木の枝と、羊羹を抜いた赤とんぼを配置。

築地ちとせ。黄身餡でこし餡を包み栗型を整形。シナモンをふって全体に淡い色づけ、芥子の実をふって尻のざらざらを表現。

実りの秋

榮太樓總本鋪のページより↓ きんとん物。色味を抑えた着色が秋らしい。きんとん自体にもかなり栗が配合してある味。