2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

釜の蓋を取る

妻と互いの流派の風炉平点前を披露し比較。ま、当然いろいろ違う点はあった。で、思うのだが、いろんな流派のお点前の、大きく異なりはじめる部分ってのは釜の蓋をどうやって蓋置へ置くか、という所なのではないか?柄杓を蓋置に置いた状態がスタートで、ふ…

陶芸

私はいろいろ作ってるけど陶芸にはまだ手を出していない。というのも、手近の陶芸教室がいっぱいで見学すら行けないからなんだが。どうやら陶芸はおっさん達の間で軽くブームになっているらしい。茶道人口の男比率から考えて、陶芸やってるおっさんのほとん…

柚子

江戸風御菓子司長門。黄色い上用饅頭に練切のへた。グロテスクなまでに柚子。皮はちゃんと柚子の香。うまい。でも江戸風って何だ?

松風の音

たかだか空点前での練習でも、回りが静かでないと気分が出ない。夏の練習でも空調無しでやっていた。空調はうるさかったから。当然汗だらだら。秋が来てずいぶん楽になった。静寂の中で響く、点前の音は繊細で重要な要素だ。 ふくさを引き抜く絹擦れの音 ふ…

里の秋

築地ちとせ。羊羹包みで柿という定番。餡を柿色羊羹で包んだ後ひっくり返し、底を錦玉羹で接着してある。ぽろっと開かない様にする一手間がうれしい。

茶筅の値段

茶道はお金が掛かる。高い茶碗が高いのは納得がいく。高いお茶が高いのも納得がいく。買えるかどうか買うかどうか、は別の次元。高い茶筅…は納得がいかない。すっごく見た目に高そうな奴は別として、白竹のふつーの見た目の奴でも千円ちょっとから、4千円く…

山茶花

塩瀬。練切手型ものにヘラ押し。山茶花には見えないなぁ。

120本立ては120本か?

120本立ての茶筅の穂先は120本である。本当か?気になった。数えてみた。手元のぼろい120本立てを数えた。 すぐにどこまで数えたか判らなくなった。紙マッチの如く折りとって、並べて数えてみる。1本2本…ちょっとしたマッチ売りの少女気分。1本折る度に「大…

つるし柿

築地ちとせ。餡と求肥に氷餅まぶして柿霜風、茶色練切でヘタ。なんかお土産物っぽい。

空点前

毎日一回は風炉平点前を練習している。毎日毎日、釜や水指をセットアップして使い、片付ける、というのはめんどっちいので、空点前主体である。茶巾だけは濡れたものを使うが、他は濡れていない状態のお稽古。盆の時も2ヵ月くらいは毎日空点前したものだ。た…

銀杏

塩瀬。求肥を1/4円に畳んで銀杏の葉形に。松江の一力堂さんは同様の葉に、焼け火箸で銀杏の葉の切れ目を表現していた。そういう意味ではひと仕事欲しかったかな。

地球温暖化

やっと涼しくなってきた、今年はなかなか涼しくならなかったのでようやく秋気分。さて、この夏、幾つかの茶室を見学し、夏の茶会はちょっと嫌だな、と思った。 理由は「蚊」。 市中の山居、ってだけにワンワン居る。秋が茶会のシーズンなのはかゆいの嫌だか…

三井記念美術館:安宅英一の眼

青磁というのは形はなまめかしく、肌はつややかで、侘びというよりエロ。なので私の守備範囲ではないのです。そういう意味では特別展の青磁よりも常設部屋の三井家茶道具を目当てに行った三井ですが、常設にも青磁、如庵にも青磁花生のみ。ま、安宅コレクシ…

畠山記念館と出光美術館

畠山記念館は「茶の湯の美−利休から宗旦へ」。宗旦がテーマのせいかかなーり地味な展示。即翁コレクションが地味なのか、テーマのせいで地味なのか判別つかず。 見所は楽茶碗「早船」か?あとやたら黒棗が置いてあった。利休形で全く無い利休茶杓「落曇」が…

秋の山

栗イガきんとんもの by 塩瀬。昨日は栗の上生はなかったのだが、今日、 買物に行ったら何故か栗の上生だけ残ってた。塩瀬はリストの上から順に買う 習慣なので、2個目が栗物でセーフって感じ。

野点籠用茶杓と盆

市販の野点籠は筒型で、中に茶碗が入っている。 この茶碗の直径内に茶杓を入れる為、一般的な野点用茶杓は二つ折れ。ぶらぶらするし、段差があるので茶杓が拭きにくい。うちの流派はふくさで拭く最後に茶杓を貫通させるように押し出すのでよけい具合が悪い。…

柿紅葉

塩瀬。黄赤まだら練切の葉でこしあん包み。

野点籠用茶筅筒

茶筅筒は非常に悩んだところ。市販の茶箱用茶筅筒は野点籠には大きすぎる。だから自作しかない。 乾漆で作ると簡単だが、棗が乾漆なのでかぶってしまい、つまらない。最初の自作は銅板を折ったもの。実用上充分だが趣きもへったくれもない。竹筒を切って節を…

紅葉

三陽菓子司。赤黄練切の箆押しだけで紅葉を表現。古くさいが熟練の技って感じ。

11月の展覧会

1日なので、今月から「その月見れる展覧会」をセレクト。青磁とか趣味でオミットしているので網羅的ではないよ。 東京 期間 タイトル 備考 三井記念美術館 -12/16 安宅英一の目 展示替狙い 出光美術館 11/3-12/16 乾山の芸術と光琳 五島美術館 -12/2 芦屋釜…

野点籠用小棗

普通の棗を外に持ち出した事がある。棗の蓋の裏まで抹茶まみれ、開けると飛び散りめちゃめちゃな事になった。だから野点籠に入れる小棗は中蓋付きでないと使い物にならない。ところが中蓋付中棗というと800円の味気無い奴しか手に入らない。良くて蒔絵プリン…