2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

静嘉堂文庫美術館 茶碗の美

曜変天目の一つ、稲葉天目が目玉の展示。稲葉天目はちょっと小振りだが、藤田の奴ほど小さくはない、堂々とした感じ。 電球の下での展示なので、のっぺり感。自然光の下で、一日掛けて色の変化を見る、というのに憧れていたので、かなり残念。唐、高麗に楽が…

冬牡丹…もどき

2月和菓子。深川伊勢屋の真似である。が、あんまり再現できていない。かなり難しかった。花弁だけ白ぼかしにする、というのはなんとかなった。でも花弁がもったり分厚くなったし、繊細な筋目は付けられなかった。練り切りをもう少し硬くしないといけない気が…

割って、城を

司馬遼太郎。私の古田織部像は、へうげものを読むまで、ながらくこの小説のそれだった.多分20年ぶり位に再読してみた。茶の勉強をした以上、印象が違うはずだからだ。昔読んだ印象は、 茶碗を割りまくり、自分の作品にする変なジジイ織部 妖しくも狷介なジ…

刀と箱書

刀はじめました。といっても脇差ひと振り買っただけだが、眺めているだけで1時間やそこら簡単に経つ。茶道具の用の美と違い、純粋な賞美の対象として楽しい。ま、用の美にしちゃまずかろうな。さて、刀の世界には折紙と札、というのがある。本阿弥家が刀を鑑…

知らせ花

江戸風御菓子司長門。半殺しあんこ玉を握り寒天掛けした土台に、練り切りの梅をぽっちり二つ。可愛いような、海洋生物の様な。

豪快茶人伝

火坂雅志。なごみで連載されていたものらしい。 この人来年のNHK大河ドラマの原作者なのね。 いまどきの歴史ものは「こういう定説がある」「だったのであろう」「××日記の記載を原文で引用する」的な客観性を持たせた演出を多少なりとも伴うのがふつーなので…

冬牡丹

深川伊勢屋。 黄色いきんとんの蕊を、赤白ぼかしの練り切りで三方から花弁を形成するように茶巾包みしたもの。チラリズムの美で愛らしい。今度作ってみよう。

恐怖の茶筅

今回はグロ画像。

梅林

榮太樓總本鋪。 ↓Webサイトより。 鹿の子の上に紅白の細かいきんとんをのせたもの。画像では桜でんぶっぽいが、実際そんな感じ。

社中と茶会

社中というのは「数寄のつきあいをする場」なんだろうか?そんな気もするのだが、そうでもない気もする。少なくとも私は、自分の社中と非常に浅いつき合いしかしていない。だって良く判らないもの。稽古場だけの横のおつき合いは、そこにある道具を使った稽…

残雪

塩瀬。 ↓塩瀬のページより。 浮島と羊羹で淡雪羹を挟んだもの。雪の後なので気分で選択。でも既に都心に雪は残ってねぇ。

お稽古の意味

お茶を習う、ということはなんなのだろう?というのがつねひごろ疑問としてある。教室での練習はお点前の練習+水屋仕事。である以上、全員が亭主になるべくトレーニングを受けている筈。でも、自分が亭主となって、客を呼ぶ様な茶会を開く事はあるんだろう…

最近のお稽古

最近、稽古では平点前の細部を、徐々に複雑にしながら反復練習をする様な感じになってきた。初心者向けに簡略化した点前から、だんだん正式な点前になっていくのだろうか。劇的な変化がない、ということで退屈とも言えるし、変化が無い中で動きの精度を見ら…

雨漏茶碗

雨漏茶碗って、キモイ。模様がキモイ…のは好み、で済むのだが、あの黒い染み、汚くね?貫入を通過した水や茶が素地に染みたもの、だよね。というか、黒カビ?いくら味わいがあっても、雨漏茶碗に口を付ける勇気がない。やっぱ茶道では清潔を旨としたい。

歴史読本 武家茶道の系譜

昭和53年刊行の武家茶道特集。この時期茶の湯ブームだったのか?林左馬衛さんは、 徳川家康は茶道の影響力を排除しようとし、熱心で平凡な徳川秀忠をして古田織部の後継者足らしめ、織部の流れを一種のお留め流にしてしまった。 各地の徳川家も市井の茶の湯…

黄水仙

翠江堂。緑の練り切り玉の上に黄色い水仙花弁を抜いて置いたもの。 どっちかというと「サボテン開花」って感じだ。

PEN 茶の湯デザイン2

雑誌Pen、特集「茶の湯デザイン2」。前回の「茶の湯デザイン」は佐藤可士和アワーって感じだったが、今回は特にそういうカラー無し。良くも悪くも薄味仕立て。いろんな茶室に取材しているみたいなんだが、ちっとも面白くない。壁マニアじゃないんだから、汚…