2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

分類草人木

日本の茶書1より。分類草人木という書の存在は知っていたが、なにか本草関係の本だと思っていた。しかし実際は非常に判りやすくて役にたちそうな茶の湯ノウハウ集。逆勝手の席で懐石で匂いの強いものが出たら、軸に匂いが移るのを避ける為に軸から遠い側に置…

へうげもの第6服

へうげものの6巻。今回は北野大茶湯以後の数年を舞台に、利休がアブラギッシュじゃなくなる様子を描いている。感想はいろんなブログでもう為されているだろうから、わざわざ書かない。この漫画、馬揃え時の信長のファッション、信長公記にちゃんと準拠してい…

オタク

私は80年代前半をオタクとして過ごした。おたく、という用語が差別用語として世に出た時を、中森明夫と大塚英志の論争を固唾を飲んで見守っていたのを覚えている世代だ*1。今も性根としてはオタクだが、現役を張っている感はない。「萌えー」とか言った事は…

誘われて

榮太樓總本鋪のページより↓。鹿の子の上に小田巻で5筋(実物は4筋)の練切を流しせせらぎ?を表現。その上に蝶の飾り。吉田戦車「ちょうちょをとる」(通称蝶犬)の"尿寄せ"に見えてしまう私は季節感を味わうのに向いてないのかもしれない。でもせせらぎが黄色い…

源氏物語

若い頃「教養っているんじゃないかな?」と思っていろいろ古典を乱読していた。年300冊とか読んでいた年もある。でも源氏物語は読まなかった。多分、大筋のストーリーは知っていたから、いいやって思ってたんだと思う。平安期の小説で読んだことある奴って「…

日本の茶書

東洋文庫ワイド版。いろいろな茶書をセレクチョンしたもの。これで茶湯一会集とか、古田織部伝書とか、読める様になったぜ。山上宗二記/茶話指月集とか、もう持ってるのもあるけど。それにしても、オンデマンド出版はおそろしい。簡単に言や注文生産なわけ…

お茶を習うと身に付くもの

お茶を習うと身に付くものは、お茶の点前や知識である。時折、「身のこなし、しぐさが美しくなるから」という理由で習っている人の話を読む。 また、美しくなりますよというのを売りにした茶道教室の広告もあったりする。棗置く位置は畳の目幾つ分ね、みたい…

ぼたん

塩瀬のページより↓ 実物はこんなに黄色の蕊が出てなかった。蕊はきんとんでなく、型押しである。

はしっこの話

昨日は竿物の話だったので、以下のフォークロアを検証したい。「羊羹ははしっこがうまい」蒸し羊羹は餡に小麦粉他を加え、蒸して固めたものだ。素材と製法でいうと上生に使う「こなし地」の小麦粉比率をあげたものといってもいい。 練り羊羹は餡を寒天などの…

花まどか

鶴屋吉信。求肥餅の中に緑と赤の餡を入れ、透かし見える様にしたもの。 春らしいカラフル可愛い越前くらげ(ミニ)。そんな感じ。

竿もの

さくら通りの桜吹雪の中、日本橋高島屋へ向かう。アスファルトは花びらで真っ白。わざと掃除をせずに「ごちそう」にしているんじゃないかと思う。 そのさくら通り、せっかくの桜並木が昭和通りで分断されている。渡るには歩道橋を上がるか、八重洲通りまで戻…

胡蝶

塩瀬のページより↓。 白餡を練切で巻いて、羊羹のっけたもの。先月も胡蝶、という銘の菓子があったので、工夫が少々不足かな?

まとめ買い

茶筅の消耗激しい。だって少なくとも一日2杯は点てるわけだから、だんだん先が折れて行く。多分根本に緑のアレが溜ってたりもするだろう。気分悪いので、月イチ目処で新品と交換する。茶道具屋の茶筅は高い。3000円くらいする。 日本茶の店の茶筅は割と安い…

乙女桜

江戸風御菓子司長門。ピンクの練り切り上に重なる桜花弁4輪の型押しをしたもの。工夫はないが、ま、日本橋さくら通りの満開の桜にちなんでこれをチョイス。

お金が欲しい、のこと

稽古の日は指が使えなかったので先輩方のお点前を見学する。目の方だけに集中するのも勉強になる。そういえば先生方のお点前って一度もみたことないな。ちょっと見てみたい気もする。先輩方が水屋で準備/片付けしている間はひまになるので、師匠と四方山話…

胡蝶

塩瀬のページより↓ 金沢村上と技法はほとんど同じなのだが、こっちは気持ち悪くない。

千羽鶴

TVや映画でお茶の出て来るシーン、大抵はでたらめだ。正月TVドラマの「明智光秀」では、光秀と坊主が天目台無しの天目茶碗で二人で向かい合って茶を飲むシーンがあってなんだかびっくらこいたものだ。この前ケーブルTVで「千羽鶴」という映画をやっていた。…